人生100年時代!力強く陽気に生きていこう!
開いてくださりありがとうございます♡
高齢者さんの脳と体を元気にする
脳活ダンスインストラクターの高橋智子です
老人大学さんの健康体操講座を、担当した時のことです。
広い体育館で、ご参加くださったのは、50名ほどの高齢者さん。
脳活の指体操や音楽に合わせてウォーミングアップ、脳活ダンスなどを楽しんでいただきました。
家でできる筋トレをご紹介し、実践していただいてた時のことです。
ドローインをして体幹強化・姿勢保持をした後に、安定歩行のために、かかと上げ運動やつま先上げ運動を行いました。
親指の付け根に重心をのせることは、支えがないとかなり難しいです。
でも、ここは支えとして捕まるものがない体育館。
ふらつきながら何度も実践する方
(もちろん転倒しないよう注意喚起はしています)
なかなか親指に乗れないけど繰り返し行う方
できる範囲ですこーしだけかかとを上げる方
皆さんワイワイと頑張ってチャレンジされてる中、そんな人たちを眺めるだけの男性がいました。
なんで見てるだけなんだろう…
私の頭の中では、いろんな考えがクルクル
足が痛いとか?疲れたのかな?
でも元気に足踏み運動してたのに
その方はじっとまわりの人を見てる
もしかして…
全員に向けて言いました。
ドローインのお腹を思い出してくださいね〜
かかとはあげようとするだけでもいいですよー
すると、それまでまわりを眺めるだけだったその方が、動き出したんです!
いいですね〜うまく体を使えてますよ!
これは姿勢改善にもつながるんです
高齢さんのなかには、
『できない=カッコ悪い=恥ずかしい』
と感じる方が少なからずいらっしゃいます。
男性は特にその傾向があるように思います。
だから、
『出来ないこと(苦手なこと)は人前でやらない』
この方もそのタイプだったようです。
「頑張って〇〇しましょう!」
このお声がけが、効果的なこともあります。
ポジティブ思考の方などは、俄然やる気を出されるかもしれません。
でも、自分の身体能力以上に頑張ろうと無理をしがちな方もいます。
すると、疲れすぎてしまったり、体のどこかに痛みが出ることも・・・
また、ネガティブ思考の方の場合、頑張っても思い通りに動けなくて、自信を無くしてしまうこともあります。
「私には無理」
「もう年だから仕方ない」
と、さらにネガティブになってしまいかねません。
なので、無理せず出来そうなことから始められるようなお声がけも必要です。
高齢者さんの運動指導の際は、まずハードルの低いことから始める方がいいですね。
そしてよく全体を(観察だけでなく)洞察し、様子を見ながら進めることが大切です。